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ガクとおしゃべり
「あぁあー、うーう、おぉーおー」 生まれて3ヶ月すぎてガクはおしゃべりをするようになった。 ババや母親があやす「うん、うん、そうなの、そうなのォー?」という意味不明のあいづちに対して、 ご機嫌で、 「あぁーぁあー」と言い続けている。そうやって『お話』しているときのガクと母親達はとても楽しそうだ。 赤ん坊のこういう言葉を分析してその気分を表すという分析器が先日新聞に紹介されていた。スペイン製のそれは、犬や猫のおもちゃ翻訳機(バウリンガルなど)のように分析した赤ん坊の気持ちを空腹、退屈、不快、眠気、ストレスといった言語に翻訳すると言うものだ。欧米ですでに10万台以上売れているという。 発売元も言っているが、これは親子のコミュニケーションを図るというよりもあくまで玩具にすぎないものだと思う。 玩具としては面白いかもしれないが、赤ん坊の意味不明の言葉を我々のわかる言葉にするというのはちょっと問題ありのような気がする。 意味不明の言葉は、そのまま意味不明であったほうがいい。それを少しでも分かろうとする親の心構えの方ががずっと大事なのだ。 心理学者の斉藤学さんによると、我々の使っている言語には、『オーダー言語』と『情緒言語』の2種類の言語があるという。 オーダー言語というのは、普段僕達が会社などで使っている意志伝達のための言葉のことだ。 それに対して、母親が幼い子どもと話すときのように相手の気持ちを察して話される言葉-情緒言語というものがあるらしい。 これは言葉で何かを伝えるというより話している相手と感情を交流させる言葉であるという。子どもが母親に話をするのは、今日幼稚園であったことや○○ちゃんの持っている玩具のことなどたわいのない話がほとんどだ。だが母親はその話を聞きながら子どもの楽しい気分に答えて、その感情を共有していく。そういう安心感をもたらす言葉が情緒言語だという。 「あーうー」とガクが話をして「そう、そう」とあいづちをしている母子の会話はまさしくこの情緒言語だ。 生まれてきたといっても、まだお腹の外の子宮に包まれているような乳幼児にとって、このたわいもないやりとりから自分が受け入れられているという安心感を感じ取っているにちがいない。 そんな大事な「あーうー」という言葉を、つまらない玩具の翻訳機でオーダー言語に変えることはかえって有害かもしれない。 照れくさいのだが僕もカミサンの真似をして、ガクに対してなるべく返事するようにしている。そうすると少しずつだけれども、ガクの楽しい気分やむずがっている気分がなんとなく分かってくるような気がするのだ。
by tonjies
| 2004-01-17 23:21
| 豚児2号 ガク
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