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幼稚園の給食 食わず嫌い  
(ケイタ)
幼稚園の給食 食わず嫌い



この4月にケイタも幼稚園に入園した。毎日お迎えの幼稚園バスに乗って元気に出かけている。
といってもこの幼稚園には2年前からケイタは通っているのだ。1年目には週1回、昨年は週2回の体験教室に毎週通っていたので、知っている先生もいるしお友達もいるので、親としてはあまり心配していない。

4月の間は午前中だけでお昼になると帰ってくる。
だが、はじめ帰りのバスを降りたところでケイタが泣き出した。幼稚園に慣れなくて泣いているのではなくて、午前中だけで終わってしまうのが不満らしく、「まだ遊ぶぅー」といって泣き出しているのだ。


5月からは給食も出るようになって3時半ごろまで行っているらしい。
給食の献立も一か月分渡されたが、ケイタが食べられそうなものはほとんどない。初日から春巻きやゼリーが出るらしいが、ケイタが食べたことのないものばかりだ。

ケイタは食べ物の好き嫌いが多い。
嫌いといっても、そのほとんどが食べる前から嫌だと思っているらしく、文字通り食わず嫌いなのだが、なかなか直らないのだ。

渓太の元気いっぱいのキャラクターは、何でもいっぱい食べるようなイメージなのだが、食事だけは何だかとても繊細だったりしてしまう。



まず肉類はミートボールかハンバーグ以外は食べない。ハムも食べないしウインナーも皮なしモノもしか受け付けない。
魚もマグロの煮たものか鮭の焼いたもの以外は口に入れない。
それ以外の新しいもの(ケイタにとって)にはまず見た目に違和感があるらしく、ひと目見ただけで食べようとしないのだ。

果物でもイチゴとミカン以外はほとんど食べない。子どもが好むスイカやメロンも梨やりんごも見ただけで嫌だといって決して食べようとはしない。口に含んだことすらないのだ。

何でも出されたものは「おいしい」といってバクバク食べろっ!と思うのだが、一度鳥のから揚げをなだめてだましながら食べさせたら、本当に吐いてしまったことがある。

それ以来あまり無理強いはしなくなってしまった。

潔癖症なのか、もっと小さい頃には「何か入っている」といって吐き出すことが多かった。

そんなかんじで食事の時はまわりの大人は一苦労なのだ。
「渓太、なに食べる?」と聞くと
「白いご飯」と答える。そして本当に白いご飯しか食べなかったりするのだ。

野菜や肉を食べないと大きくなれないぞ、というと、
「ケイタはもっと大きくなったら、何でも食べるよ」と言ってケロリとしている。

ケイタはお菓子でもチョコやあんこはまだ食べたことがない。それどころかキャラメルもラムネも飴も食べようとしない。
最近ポテトチップスやスナック菓子はすこし食べるようになったが、ジュースも炭酸の入ったものはいっさいだめで、果汁100%のオレンジジュースか野菜ジュースなどの数種類しか飲もうとしない。(まあ、この辺はあまり食べなくてもいいと思うけど)

ガツガツ食べる知り合いの子どもを見ると、渓太は最初の子どもだからこんなに神経質なのかとも思う。
周りが気を使いすぎているような気もするが、まだ赤ん坊のガクがもっと大きくなって家族の中で争うになったら何でも食べるようになるのだろうか。


そんなケイタだから誕生日や子どもの日のような特別の日のご馳走が何もないのだ。ケーキも食べないので、ケイタが食べられるものを用意するといつもとおんなじ食卓になってしまう。

幼稚園の給食が始まると、食べられるもののないケイタはどうするのだろうと今から母親と祖母は心配しているが、食べたくなかったら食べなければいいと僕は考えている。

夕方までお腹をすかせてかわいそうだとカミサンは言うが、そういう『お腹がへった』という体験はある意味でとても貴重なことだ。こんな飽食の世の中では特にそう思う。

お腹がへってしょうがないという経験をすることが今のケイタにはとても大切なことのような気がする。

そのとき彼がどう感じるか、とても興味があるのだ
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by tonjies | 2004-05-08 23:55 | 豚児1号 ケイタ
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