お祭り野郎…ケイタ
(同じアフォなら踊りゃにゃソンソン・・・)
先日、地元のお祭りに渓太を連れて行った。お祭りといっても商店街が中心となってやっていて夜店もちらほらしかでていない、ちっぽけなものだ。
神社の境内に盆踊りのやぐらが組まれていた。
3年前赤ん坊だった渓太をこのお祭りに連れてきた時、不思議そうにいくつも吊るしてある提灯の明かりを目を見開いて見ていたことを思い出した。
それが3歳になるとこうも違うのか、そのやぐらの上に登って走りまわって遊んでいる。買ってもらったアバレンジャーのお面をかぶってはしゃいでいる渓太を見ていて大きくなったなぁーとあらためて思った。
他の小さな子どもたちもいつもとは違う「祭り」の雰囲気がうれしいらしく、走り回って遊んでいた。
渓太と一緒に屋台の焼きそばやフランクフルトを食べていると、盆踊りの格好をしたおばさんたちが集まってきた。普段どこに生息しているのかわからないが、祭りになるとこの手の派手なそろいの浴衣を来たおばさんダンサーズがどこからかワラワラと這い出してくるようだ。
にぎやかな音楽と太鼓の音に興奮した渓太が一人でその踊りの輪の中に入っていった。
みようみまねで周りに合わせて手をたたいたりして踊っているうちに、すぐに覚えてしまって、渓太は結構上手に踊っていた。
盆踊り愛好会(そんなものあるのか知らないが)のおばさんダンサーズは別格としても、小学生くらいの浴衣を着た女の子たちは、テレもあるのか少し恥ずかしげに踊っている。
その中に混じって、テレや恥じらいを知らない3歳児渓太は、派手なアクションでオーバー気味に踊っている姿が面白かった。
知らないおばさんにも「上手ねぇー」とほめられて、渓太は少し得意そうだった。
金魚すくいでもらった小さな金魚(すくえない子どもにも1匹はくれるらしい)のために、翌日ホームセンターに金魚鉢を買いに行った。
安っぽい和金だけど金魚は今も元気に生きている。