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豚児2号誕生!
出産に立ち会う…ひっええーコワイぃー もういつ生まれてもおかしくない、今週持つかどうか、と産婦人科の医者に言われてから10日以上たつのに、一向に陣痛の気配がなかった。 「おもしろいお兄ちゃんがいるから、早く出ておいで」とおなかの中の赤ちゃんに話しかけていたがなかなか出てきてくれなかった。 僕は今度の出産に少し不安なところがあった。 出産のとき僕にも立ち会うようにカミサンに言われていたのだ。渓太を産んだ時と同じ産婦人科の町医者なのだが、なんでも父親の立会いもできるようになったとか… 渓太のときは夜中に病院に入院して早朝僕が犬の散歩のために家に帰ったときに産まれてしまったので、僕は出産の瞬間に立ち会っていない。 男の人も分娩室にはいっていい、とカミサンが聞いてきて、しきりに僕にそれを勧めるのだ。 どうやらそれは産まれてから分娩室に入るのではなくて、力んでいるその瞬間にもそこにいることらしい。 これを聞いて、「何だか、嫌だなぁー」とずっと思っていた。 僕は血を見るのに弱いし、そんなオドロオドロシイものに立ち会うなんて・・・ 会社で仕事をしている間に、「ポンッ!」と産まれてきて、できれば立ち会わないで済めばなぁー…と思っていたのだ。 でも、陣痛が始まったのが僕が有給をとっていた日の早朝だったので、僕はこの出産に立ち会うことになってしまった。 義母に押し出されるようにして分娩室に入った。だけど『立ち会う』といっても、分娩台にのったカミサンの枕もとで所在なげにしているだけなのだ。 たまに陣痛の合間にウーロン茶を飲ませたりしていただけだから、カミサンのおなかの上にかけられたタオルの向こう側(赤ん坊が出てくるところ)がどうなっているのかは僕の位置からは見えない。 それでも青い顔をしていたのだろう。 「倒れないでくださいね」などと看護婦さんに言われてしまった。 だんだんとその場に慣れてくると、苦しんでいるカミサンをよそに、そばにある医療機器について、トンチンカンな質問をしていた。 実は僕は『出産に立ち会う』というのは、先生や助産婦さんと一緒になって赤ん坊を血まみれになって引っ張り出すのかと思っていたのだ。 枕もとでカミサンを励ましているだけなら、そうだともっと早く言ってくれればいいのに・・・ 廊下で義母に連れられた渓太が 「ママぁー、がんばれぇー」といっている声が聞こえた。 たぶん内容はよくわかってないと思うが、渓太も応援してくれているらしい。 そうこうしているうちに最終段階に入ったらしく、カミサンの呼吸が早くなって叫び声が大きくなったと思ったら、 おなかにかけられたタオルの向こうに濡れた赤ん坊の頭が見えた。 「エェッーエエー!あれは、アタマかぁー!」 と思っているうちに、赤ん坊は生まれてしまった。 「でかいッ!」 (後で体重を量ると3,900グラムの大きな赤ん坊だった。) 赤ん坊を母親の胸の上にのせて記念撮影、産科のおじいちゃん先生が最近凝っているというデジカメで何枚も撮ってもらった。 そのあと、出てきた胎盤(臍の尾がついていた)も見せてもらう。 あらためて、「人間も哺乳類の動物なんだなぁー」と思った。 たぶん二度とこんな体験はないだろうけれど、僕は立ち会ってよかったと思っている。 「よくやった!感動したッ!」 気がつくと、数年前の小泉総理のような台詞をカミサンに言っていた。 しばらくして保育器に入れられた赤ん坊を渓太と一緒に見にいった。手足をバタバタとさせているところやガッツ石松のような腫れぼったい顔を見ていると、4年前の渓太そっくりだ。 「そうかぁー、おなかの中でぐにゅぐにゅと動いていたのはこいつかぁー」 渓太ははじめて見る弟に 「ガクくん、よろしくなっ!」と声をかけている。 そう、よろしくなっ、と僕も思った。
by tonjies
| 2003-10-10 02:38
| 豚児2号 ガク
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