ママみたい…
いったい誰に似ているというのか
「ママみたい…」
最近たまにTVを見ている渓太が言う。
TV画面に女の人が映っていうると「ママに似ている」と言い出すのだ。
最初にママに似ていると言い出したのは、”神田うの”が画面に映っていたときだ。
ぜんぜん似てもいないのに、「ママみたい…」と言い出した。
おいおい、よりによって神田うのかよ。
髪の毛をひっつめて、(何というのか分からないけど髪を束ねて後ろにやっているヤツ)をしていたからかもしれない。
「ママみたい…」と言ってる時に、
「どこが?」と聞くと、渓太は必ず、
「耳が…」と答える。
そりゃー、耳なんて誰だって似ていると思うけど…
(以前書いたけれども渓太は耳フェチなのです。この話はこちら。)
「ママみたい…」と言う女の人は時々違っていく。
ある時、”黒木瞳”が出ているCMを見ているときに「ママに似ている」と言い出した。
これはカミサンを喜ばせましたね。
「そぉー、そぉ!ママは黒木瞳みたい?」と無邪気に喜んでいた。
何で母親にヨイショするんだよ!
でも、いつものように僕が、
「どこが?似ているの?」と聞くと、
お約束のように、 渓太は、
「耳が…」と答えた。(確かに耳ぐらいだったら少しは似ているかもしれない・・・)
でも最近では”松井直美”を見ると
「ママみたい…」と言うようになった。それも、CMのチョンマゲ姿の松井直美を見ると、そう言うのだ。
「それだけは止めてくれ!」と母親は言うけれども、渓太にとって容姿は関係ないみたいで、チョンマゲ姿の鍋奉行を見るたびに、
「ママみたい…」と言っている。
カミサンはげんなりしているけど、渓太にとってはたぶん耳が出ている人はみんなママみたいに見えるのかもしれない。
それにしても、黒木瞳と鍋奉行では、その落差が激しいよなぁー。