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いつのことだか思い出してごらん
涙の卒園式



先日幼稚園の卒園式があった。緊張した顔で証書をひとり一人受け取る様子も卒園生一同による『呼びかけ』も何回も練習したのだろうと思わせるぐらい、しっかりとしたものだった。

進行役の先生が参列している父兄に向かって

「式を始めるにあったって、どうか、子ども達がこの幼稚園に入園した時のことを思い出しながら、練習を重ねた子供たちの姿を見てください。入園した頃には、幼稚園に行くのを不安がっていたり泣いてお母さんの側をは離れなかった子ども達が、今日の卒園式のために何度も練習して、練習なのに緊張して泣いてしまう子供もいました。それくらい、みんなこの卒園式という特別な意味を子どもながらに感じ取っています。そういう子供たちの姿を、しっかりと見てあげてください。」

というような泣かせることを言うものだから、ケイタの母親も式の間中、目を真っ赤にしていた。確かに泣き虫だった(今でもそうだけど)我が子が、こんなに立派になって…という思いは胸を熱くさせるものがある。

卒園式に先立って先月行なわれた幼稚園の最後の発表会でも、僕は『ビリーブ』を合唱する年長組の子供たちを見て感動してしまった。
その歌詞の中の「今 未来の扉を開けるとき…」というのがある。
未来の扉が開く…確かに今春、幼稚園を終えて小学校に入学する子ども達にふさわしい言葉だ。
『未来』とか『希望』という言葉は、嫌な出来事ばかりが目立つ世の中では空しく響きがちだけど、それはそういう嫌な社会を作ってしまった僕たち大人の責任であって、世の中に参加し始めたばかりの彼らには今現在輝かしい言葉であり新鮮な意味をもつものだと思う。

『幼い子どもを育てる時には、親はある意味で偽善者にならなければならない』とロバート・フルガムが言っているけれど、僕も最近になってようやくその意味が少し解りかけてきた。


卒園式では、先生も泣いているしそれに感化されたのだろう女の子の園児たちもたくさん泣いていた。
でも、そういう種類の涙の意味がケイタを初めほとんどの男の子達には解らないようで、キョトンとした顔で泣いている先生の顔を覗き込んでいる。

なるほど、彼らにはまだ理解できない涙の種類なのかと思う。

よく覚えたなぁと思うくらい長いセリフが続く『呼びかけ』の後、卒園生達の「いつのことだか思い出してごらん」という歌の合唱で卒園式が終わった。


いつのことだか 思い出してごらん あんなこと こんなこと あったでしょう

うれしかったこと おもしろかったこと いつになっても わすれない


確かにケイタが幼稚園に通っていたおかげで、親の僕たちもいろいろな行事に参加できたし、楽しい2年間だったけれど、あっという間にだったなぁー、という思いで僕はその歌を聞いていた。


撮影してきたビデオの中には、目頭を抑えている先生の顔を何度ものぞき見て、困ったような切ない顔をしたケイタが映っていた。

by tonjies | 2006-03-20 15:53 | 豚児1号 ケイタ
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