(ガク)
頭をガンガン
いつもはニコニコして遊んでいるガクも、いったん不機嫌モードになるとたいへんだ。眠いとかウンチが出ないというような生理的な不快感を自分ではまだよくコントロールできないらしい。
そんな時に、遊んでいても自分の思うようにならなかったり、少しでも気に入らないことがあると、頭を床にガンガンと自分で叩きつける仕草をよくする。
これがどうも僕たちにはよく分からない。そんなことをしても痛いのは自分自身なのに、抗議する行動としてはもっと違うことをした方がいいと思うのだが、癇癪を起こしたガクにはそのあたりの区別がよく分かっていないようなのだ。
以前は、遊びでタンスに頭突き攻撃をしていたのだけど
(2004年10月1日)、最近ではそれが怒りの表現に代わってきたらしい。
家の中でならまだいいとして、困ってしまうのは、外でも同じ事をしようとするのだ。
ガクは外で遊んでいる時にも、何か気に入らないことがあると地面にガンガンと頭をうちつけている。すぐに抱き上げて止めさせるのだが、アスファルトの上でもお構いなしなので、目が離せない。
それにしても、なぜ、地面に頭を打ちつけるのかがよくわからない。
僕は、ガクのこの仕草をみると、ついヒンズー教の五体投地を思い浮かべてしまう。
もちろんガクはそんなことはしらないのだが、おそらく彼にしかわからない宗教上の理由があるのだろう。
ぶつけた後に痛がって泣いているのだから、深い意味はないのかもしれないが…
おそらく溜まったストレスの爆発というところなのだろう。
野球の監督がダッグアウト裏のロッカーに蹴りを入れているようなモノなのだ。