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やまのかいしゃ
「ケイタはねぇー、やまのかいしゃにいきたいんですぅー!」 最近豚児がよく言うセリフだ。 やまのかいしゃというのは、僕の好きなスズキコージさんの絵本のことだ。 朝、会社に行こうとして電車を乗り間違えたうっかりものの“ほげたさん”。 電車は会社のある町のほうではなく、どんどん田舎の山のほうに向かってしまう。 そこで“ほげたさん”は、 「そうだ、やまのかいしゃに行こう!」 といって、そのまま会社には行かず、勝手に山をずんずん登っていってしまうというお話だ。 途中で出会った同僚の“ほいさくん”といっしょに山の頂上で仕事を始める。 (どんな仕事だよッ!とツッコンではいけない) “ほげたさん”は、やまのかいしゃは空気もおいしいし、景色もいいので会社のみんなをここに呼ぼうと街の会社のしゃちょうに電話をかける。 みんなを連れてやってきたしゃちょうは、山の頂上のおいしい空気やきれいな景色がたいそう気に入り、次の日からみんなで、山の頂上で新鮮な空気をおもいっきり吸い込んで、体操をしたり仕事をしするようになった。 でも、やまのかいしゃは少しも儲からないので、みんなはやまのかいしゃは“ほげたさん”と“ほいさくん”にまかせて、帰っていってしまった。 残されたふたりは今でも、やまのかいしゃで元気にやっている・・・ というような、とってもおかしな(だけど意味深い)絵本なのです。 ケイタは何故かこの本が好きで、何回も読んでくれとせがまれた。 このくらいの子供にとって、お父さんが働きに行っている『かいしゃ』というものをどういう風にとらえているのだろう。 夜、遅くに会社から電話すると、 「おとうさん、やまのかいしゃにいっているの?」と渓太が言う。 「そうだよ、“ほげたさん”も“ほいさくん”も、いっしょだよ」 「へぇー、そうなのかぁー」 3歳の子供にとって他所でお父さんが何をやっているかなんてわかっていない。 家でゴロゴロしている父しか見ていない子供にとって、“かいしゃ”というのは、どういう感じで思われているのだろう。 電車に乗って新幹線が走っている街にいけるというだけでうらやましく思っているのかもしれない。 不景気のどん底のような日本経済の中で、嫌なニュースばかりだし、自信も失って元気のないサラリーマンが多い。僕の乗っている電車の中でも毎朝疲れた顔のオヤジが目立つ。(僕もその一人だけど…) でも、そんな疲れたオヤジたちに、このやまのかいしゃの絵本を読んでもらいたいと思う。 みんなでやまのかいしゃにいけば、いいんだよ。ホントに・・・。
by tonjies
| 2003-01-05 06:28
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