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夜泣き
ドラマでよくあるシーン。 義母と新妻が話をしていると、急に気持ち悪くなった嫁が台所の流しの前で「うえーうえー」やりだす。 「まさこさん、あなた・・・」 朝、夫が新聞を読みながら朝食を食べている。妻が「ふふふっ」と不気味とも取れる笑いながら、夫に告げる。 「あなた…・できちゃった・・・の・・・」 「出来たって、何が・・・」夫はワザとのように気づかないまま、新聞を読んでいる。 (ちなみに、この最初は気づかないところがミソらしい。ずっと夫が気がつかないまま、妻が出産しても気がつかない・・・というドラマがあったらそれはそれで面白いかもしれないけど) 「あなた…・できちゃった・・・の・・・」 「・・・・・・ンんッ!!」 夫が急に思いあったったらしく、ひどく驚いた表情を浮かべて喜ぶ。 「バンザーイ、やったー!」 「馬鹿かぁー」と思いますね。 だいたい妊娠したといっても、自分のお腹の中ではないし、実感なんて全然わいてこないのが普通だ。 カミさんから告げられても、「本当かぁー?」とのんきに思うだけで、その後のツワリやお腹が大きくなるのを見て、やっと少しずつ実感しはじめる・・・くらいなものだと思う。 というわけで、ツワリのひどいカミサンにかわって、この頃、ケイタと2階の寝室で寝ている。 二人でベッドの中でお話を聞かせてやったり、子供向けのビデオを見せて寝かしつけている。そうやってご機嫌に寝かしつけていた後でも、ケイタは夜中に寝ぼけてよく泣き出してしまう。 寝ぼけていて「目が開かないよー」といっては泣いていることがある。目をつぶっているんだから見えないのは当たり前なのだが、見えないよーとといって泣いているのだ。 寝ぼけているので、こうなるとなかなか泣き止んでくれない。 先日も二人でベットで寝ていたら、夜中に突然起こされた。 それも夜中の1時に…やっと寝かしつけて、うとうとすると今度は3時に泣き出した。 いつも一緒に寝ている母親だったら簡単にあやしてしまうのだが、なれない父親ではなかなか泣き止んでくれない。 ケイタは眠いのに起きてしまった自分に腹を立てているようだ。鬼瓦のような顔をしているケイタを抱いて途方にくれてしまった。 オイオイ、勘弁してくれよぉー、明日も仕事なのに、寝付いてくれないケイタにだんだん僕のほうもついイラついてしまう。いけないと思ってもイライラ感がつのって叱り飛ばしてやりたいような気持ちがだんだん高まってしまうのだ。 その時ケイタがぽつりと言った。 「ケイタはねぇー、ママのところに行きたいですぅー…」 カミサンは具合が悪くて、このところ階下に寝ているのだけど、泣きながらそうつぶやくケイタを見ていて、だんだん可哀想になってしまった。 「そうかぁーケイタはママと一緒に寝たかったのかぁー」 「そうかぁーケイタぁー、ママが好きなのかぁ」 「ママもケイタのことが好きだと思うよ」 なるべく気持ちを汲んでやるように話しかけ続けると、やっと彼も落ち着いてきた。 「でもね、ケイタ、お母さんは今チョッと具合が悪いんだって…ケイタはお父さんと一緒に2階でねてような」 「ケイタぁ、お父さんはケイタのことが、ずーっと、ずーっと好きだよ」 「おかあさんも、ケイタのことが、きっと、ずーっと、ずーっと好きだよ」 先日新聞で読んだ絵本の「ずーっとずっと大好きだよ」という話を思い出して、声に出してケイタに言ってみた。 「お父さんはケイタのことが、ずーっと、ずーっと好きだよ」 と繰り返し言っていると、まるで呪文のように、先ほどまでのイライラした気持ちが消えていった。 「うん、ケイタ、おとうさんと寝る」 1時間ぐらいかかったけれども、そう言ってやっと寝付いてくれたのは明け方近かった。 おかげでテレ朝の「朝まで生テレビ」(TV討論番組)を久しぶりに朝の4時半の放送終了まで見てしまった。 ずーっとずっとだいすきだよ 著者:Wilhelm Hans 出版:評論社
by tonjies
| 2003-03-03 06:56
| 豚児1号 ケイタ
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